日本と韓国が国交正常化の基本条約に調印して、二十二日で五十年、最近の関係は冷え込んだままだ。もう一度、対話と協力を軌道に乗せたい。
韓国の尹炳世外相が昨日、初めて来日し、岸田文雄外相と会談した。世界文化遺産に「明治日本の産業革命遺産」を登録する問題で、日本側は朝鮮人労働者の強制的な徴用があったとする韓国側の主張を一部反映する意向を示した。元従軍慰安婦問題も議題に上った。正常化五十年に合わせ、両外相が直接懸案を話し合い、対立の流れを変えようと試みた。
互いの変化知らねば
日韓関係の冷却化は、互いの変化に冷静に対応しないまま、不信感を募らせているのが一つの要因ではないか。
「慰安婦」解決の道は
経済は競争関係にあるとはいえ、IT関連での技術開発や、第三国でのインフラ整備で合弁事業を進めるなど、協力が期待できる分野がある。中国で生産される電子機器には、日韓のメーカーが作った部品、素材が使われている。経済は既に国境を越えている。足踏みしている日中韓の自由貿易協定(FTA)交渉を進めて、いっそうの経済協力ができる制度づくりを進めたい。
年内には首脳会談を